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韓国にて2016年02月01日実装 Virtual Arena CSO1で言うところのケージ以上ストライカー未満な広さ。ケージ5個分ぐらい? つーーーかストライカーが広すぎるんだよ
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水着メアリー 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) ドラゴン 攻撃 火 ★5 25 2012 2051 933 821 689 太陽の王女 【全】攻撃力1.7倍+通常攻撃全体化 詳細 【2016年7月】太陽のサマーチャレンジ交換報酬 【2017年7.8月】モンスター討伐イベント報酬
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ギルド 部屋名 パスワード - - FreeStyle フリスタ/不倫したイリュ/フリスタ☆ 1239 - - 特務戦隊ネルフ ネルフ 1 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
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ペギー,◆e.sLpeggy2クリフトのアリーナの想いはPart12 425 名前 戦う理由 1/4 Mail sage 投稿日 2011/10/17(月) 23 53 41.96 ID 9GJ7VNi00 「クリフトー、稽古しようぜ、稽古。」 「またですか、あなたも元気ですね。」 クリフトは剣を振り回す俺を、苦笑しながら眺めた。 「たまにはライアンさんと練習したらどうです?」 自分の剣を取りに行きながらも尋ねてくるクリフトに、俺は首を振った。 「いや、ライアンさんの剣は重いから、体調万全じゃないとしんどい。」 「調子が悪い時は、私程度がちょうど良いと言うわけですか。」 クリフトは、ちょっと傷ついた顔をしたが、それでも剣を構えてくれた。 「ふぃーっ、疲れたーーー!!」 ひと通りの打ち合いを終えると、俺は、その場に座り込んだ。 「お疲れ様です。」 クリフトが笑いながら長剣を拭って鞘にしまう。 俺はクリフトを見上げた。 「お前、よくそんな長い剣使ってるよな。扱いづらくないか?」 前々から思っていたことだ。 しかしクリフトは、手に持った剣を眺めて首を傾げた。 「そうですか?…私は、初めて習ったのが長剣でしたから…。」 「へえ?珍しいな。」 普通は短めの剣から入るもんだけど。 と、クリフトが苦笑した。 「私が最初に習ったのは実戦ではなく、剣舞の方でしたので。」 「ああ、なるほど。」 以前アリーナから聞いたことがある。 神官は皆、神に納めるための剣舞を習うんだって。 「お祭りの日には飾りのついた長い剣を持って皆で舞うんだけど、 それがね、すっごい綺麗でカッコいいの!」 アリーナはそう言って目をキラキラさせていたっけ。 「そういわれると確かに、お前の剣の動きって舞みたいだよな。 何だかこう、流れるみたいで。」 俺は褒めたつもりだったんだけど、クリフトは嫌な顔をした。 「…まだ、そう見えますか?」 どうやらクリフトは、自分の剣が実戦向きでないと言われているように 感じているらしい。 「何だよ、別にいいじゃないか、動きは綺麗な方が。」 しかしクリフトは首を振った。 「剣舞のために習う剣技は、あくまでも舞であって 人を傷つけることがあってはならないんです。 切っ先で人を傷つけないように剣を引いてしまう癖を直すのに 随分苦労しました…もう克服したつもりだったんですが。」 「へぇ…。」 俺は、クリフトを見上げながら、ふと考えた。 神に捧げる技としてしか剣に触れたことのなかった神官。 サントハイムがあんなことになってなければ、こいつはきっと 戦いとは縁遠い場所に身を置いて一生を過ごしたに違いない。 俺は山奥で育ったせいか、魔物とやり合うのも日常茶飯事だった。 物心ついた頃には、短剣を握ってスライムとやり合っていたものだ。 でも、クリフトにはそういう攻撃的なニオイを全く感じない。 むしろ、こいつの能力は命を生かす方に発揮される類のものだ。 そんなこいつが、今のように平然と魔物を屠るようになるまでには、 きっと俺には想像もできないような葛藤があったに違いない。 長くて重い長剣を実戦で使えるようになるまでにも、 血のにじむような努力をしてきたんだろう。 そして、こいつがそんなにも努力する、その理由はもちろん…。 「クリフトー!」 明るく響く声に、クリフトがすごい勢いで振り返った。 「姫様!」 そして、手を振るアリーナのもとに笑顔で駆け寄っていく。 毎度の光景を眺めながら、俺はごろんと草の上に横になった。 たとえ想いが届かないとしても。 たとえ単なる独りよがりだとしても。 その人を守るためなら、自分の生き方を変えることも厭わない。 クリフトは、そうやって強くなってきた。 今のあいつの太刀筋は、決して俺やライアンさんに劣らない。 だったら、俺はいったい何のために強くなっているんだろう。 太陽がまぶしくて、俺は目を閉じた。 脳裏に、羽帽子をかぶって微笑む、懐かしい顔が浮かぶ。 強くなって、戦って、その後、俺にはいったい何が残るんだろう。 不意に、そのまま大地に溶けてしまいそうな疲労感が俺を襲った。 目を閉じてもまだ太陽はまぶしかったけれど、顔を背けるのも億劫で 俺はそのままじっと横たわっていた。 と、不意に目の前が翳って、俺は目を開けた。 そこには頬を膨らませてこちらを覗き込むアリーナの顔があった。 「ソロったら、稽古するんなら、私も呼んでくれればよかったのに!」 俺はゆるゆると首を振った。 「無理。今晩は俺が不寝番だもん。お前とやり合う体力はないの。」 「…どうも先ほどから、そこらへんが引っ掛かるんですよね…。」 アリーナの後ろでクリフトがブツブツ言っている。 「それよりも、ソロ、クリフトがお茶淹れてくれるって!行こう? 稽古して喉渇いてるでしょう?私、何だかお腹も空いちゃった。」 「でしたら、昨日街で買ったクッキーがあるので、 それをお出ししましょうか。」 「やったー、クリフト大好き!ほら、ソロ、早く起きて!」 アリーナが俺の手をつかんで、ぐい、と引っ張り上げた。 さすが力は抜群だ。俺はあっという間に引き起こされた。 「稽古ではライアンさんや姫様に比べて力不足かもしれませんが、 あなたの喉の渇きを癒すくらいは、お役に立てると思いますよ。」 そう言って笑うクリフトに、アリーナが笑いかけた。 「うん、クリフトのお茶はどこのお店よりも一番美味しいものね!」 「ひ、姫様にそう言っていただけるなんて、光栄です…。」 「…。」 ―――ああ、そうか…。 笑顔で言葉を交わす2人を見ながら 俺はふいに目の前が開けたような気がした。 俺の戦う理由。 俺が強くなる理由。 それは目の前にあるじゃないか。 大切な友人たちの愛する者が奪われないように。 あんな悲劇を二度と繰り返さないために。 そして戦いが終わった後に、こいつらが変わらず笑顔でいてくれたら そうしたら、きっと、俺も何かを掴める気がする。 俺は2人に向かって手を差し伸べた。 「よし、お茶も飲むしクッキーも食べるぞ! そしてたくさん修行して、俺はもっと、もっと強くなるからな!!」
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Permanent Card 阿羅耶識 2F/0C -/-/- インターセプト/チャージ1 ≪このキャラクター≫は、このキャラクターのパワー以下の数値の精神ダメージを受けない。 このキャラクターのパワーが0の場合、≪このカード≫を捨て札する。 No.2943 Rarity UC Illustrator 桜沢いづみ Expansion 調和の杯 カード考察 インターセプトがつくため、ガード時には精神攻撃を簡単に捌くことが出来る。 しかし、基本的に精神攻撃対策が豊富な色のため、自色で使うというよりは他色で運用する方が役に立つだろう。 ○関連カード 白い水着 赤い水着 青い水着 緑の水着 黄色い水着 黒い水着 スクール水着 水着天使
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ばらまき政策は反対!子供が安心して勉強出来る様に義務教育を全て無償化にすれば良い!だから現金支給は断固反対 -- (名無し) 2010-10-23 00 33 17
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Permanent Card E.G.O. 2F/1C -/-/- チャージ3 このキャラクターのパワーが0の場合、≪このカード≫を捨て札する。 「あなたに一番最初に見てもらいたかったんだ。どうかな、これ……」 No.2907 Rarity UC Illustrator 水瀬凛 Expansion 調和の杯 カード考察 色こそ違うものの、ロプ・ノールが悲しくなってくるような補給性能。 遅くて高補給のカードよりも、早くてそこそこの補給の方が役に立つ場面はずっと多い。 パワー0で剥がれるのは難点だが、それ以上のメリットがある。 ○関連カード 白い水着 赤い水着 青い水着 緑の水着 黄色い水着 黒い水着 スクール水着 水着天使
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クリフトとアリーナの想いは@wikiへようこそ こちらは2ch「クリフトとアリーナの想いは」スレのまとめwikiです。 ほのぼのから悲恋物まで、あらゆるクリアリの行く末を語り合っていきましょう! 携帯の方はこちらからどうぞ。 ,. --、 | |田|| 姫様、お気をつけて |__,|_|| __△__ L..、_,i ヽ___/ . 。ぐ/|.゚.ー゚ノゝ / ,ノノハ)) クリフトがいるから `K~キチス (9ノ ノ(,゚.ヮ゚ノi. 大丈夫よ! ∪i÷-|j @〃とヾ二)つ Li_,_/」 ん'vく/___iゝ し'`J じ'i_ノ 現行スレ したらば クリフトとアリーナへの想いは Vol.1 http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58970/1428160083/ 避難所 wiki専用 クリアリ掲示板(避難所) パスワードは「kuriari」です 管理人がチェックする頻度は低いですが、連絡用にでも使ってください 管理人からのお知らせ 2015.3.3 本スレは復活したようですが、2chの閲覧が難しくなるようなので、避難所として掲示板は残しておきます。 2015.1.18 掲示板を設置してみました 本スレが無い今、どれだけの人が気付いて利用するのかは謎ですが… せっかく無双やシアトリズムなどの外伝ゲームが出るのに語るところがないのは寂しいので 検索 タグ検索 and or アンケート あなたが好きなクリアリは? 2008.04~無期限 選択肢 投票 ほのぼの (290) 甘甘 (202) エロ (164) 悲恋 (44) ギャグ (128) 掲載基準 OK 規定スレに本人が投稿した作品であること 多少の下ネタはOKです。むしろ歓迎! セリフのみ、萌えがたり系(萌え語りコンテンツに収録) NG 性描写、残虐描写(暴力、精神的)を含むもの クリアリではないもの(クリフトとアリーナが出てるだけ、単体萌え含む) 他スレからのコピペ 未完のもの(未完であっても、そこまででストーリーとして成立するものは掲載している場合もあります) 作者本人が「wikiに載せないで」と書いてあるもの 自分の作品ページの取り消しは「管理人に問い合わせ」から連絡下さい。 このページは自由に編集することができます。 注意 このwikiの文章は作者本人以外の転載は禁止しています。 Yesterday. - Today. - Total. -
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クリフトとアリーナの想いはPart10 840 名前 1/3 Mail sage 投稿日 2009/12/07(月) 22 06 22 ID SEk60U2k0 冒険後のほのぼのクリアリでPSベース(?)です。 ******************** クリフトは本から目を離すと山積みになっている書類を見て眉を寄せた。 それは今読んでいる、分厚く難解な神学の本の何倍もの厚さにもなったもの、 クリフトの結婚相手候補達からの手紙だった。 世界を平和に導いた旅の終了後、導かれし者達の名は有名となった。 そして勇者の仲間に独り身の者が居るとわかると、有力者や貴族がこぞってアプローチを始めたのだ。 しかし肝心の勇者はというと、幼馴染兼恋人と世界を放浪中でたまに仲間に連絡はくれるものの、基本的にどこにいるか不明だ。 ライアンにも当初殺到したが、相手が具体的に話しを進めようとしたところ、どこからか完璧な美貌と肢体を持った舞姫が現れ、 「あなたじゃちょっと私のライバルには役不足ね!」と言い放ったといううわさが流れてから、話はほとんどなくなったらしい。 というわけでクリフトのところに男性3人分の話がわんさかと舞い込んだわけだ。 正直、トルネコの家庭をみると普通に結婚して家庭を持つことも悪くないと思う。 赤い屋根に白い壁のスウィートライフなんて想像してみたこともあったけど。 ここまでたくさんの女性からアプローチを受けるなんて男としてちょっとだけうれしくもあるけど。 ………クリフトには想い続けている人がいる。 彼は本の間に隠し持っているプロマイドを取り出した。 長年の想い人、サントハイム王女アリーナ。 どの娘の画をみても、彼女以上に魅力的にうつることはない。 本来なら王女と神官の組み合わせなんて夢のまた夢、諦めたほうがよいのだろう。 しかし彼女はとは幼馴染、一緒に世界を救った間柄でもある。 旅が終わり現実に戻るかと思いきや、彼女は冒険前と変わらず、よっぽどの国の行事がない限りは息抜きだといって遊びにきた。 そして父王やブライの小言への愚痴や、新必殺技が完成したとか、屋根の上からみた景色がステキだったとか他愛のない話をしていく。 そんなこんなで今だに彼女のことを諦めきれない。 今日もそろそろ来てくれる頃だ。 そう思った瞬間コンコン、とドアがノックされる音がし 「クリフトいる~?」 という愛らしい声が聞こえた。 クリフトが急いでプロマイドを本にはさむと、ドアを空け声の主を迎えた。 「あら?また難しい本読んでたのね、後にしようか?」 「いいえ、ちょうど集中力も切れたことろですし」 「そう、ありがとう」 にっこりと笑うアリーナに椅子を勧め、飲み物を用意しようとしたところ彼女の視線が机の上でとまった。 「ん?これなに??」 クリフトが先ほど少々うんざりと眺めていたあの書類たちだ。 「それは…あの、私の結婚相手にどうかという…その……」 後ろめたいところはまったくないのだけれど、何となく口ごもってしまう。 「…ふーん、こんなに…………クリフトって意外に人気あるのね」 アリーナはペラペラ書類を捲っている。 「…………でこの中にクリフトの気に入った娘いたの?」 「…いいえ、お断りの手紙を書こうとしたところです。」 貴女がいるから…そうは言えないけど。 「そうなんだ…可愛い娘もたくさんいるのになぁ、…………結婚に興味ないの??」 「そんなことはないのですが…………ここまで急に沢山話が舞い込むと何となく」 うそではない。でも一番の本心は隠して、目を見ずに答えた。 「うん、何か自分の肩書きで近づいてく気がしてちょっと嫌よね……」 アリーナは導かれし者たちとして有名になる前から”サントハイムの姫”というだけで幾度となくそんな話が来ている。 その度にクリフトは胸が締め付けられる思いを何度もしてきた。 そんなクリフトの気持ちは露知らずだろう、アリーナは続ける。 「でもクリフトが結婚に興味があってよかったわ!クリフトのことよく知ってるお勧めの娘がいるのよ!」 城のメイドだろうか、それとも旅のどこかで出合った人?? まさか自分の愛する人から結婚相手の候補を薦められるなんて…… 「…その……姫さまのお勧めの人というのは…」 想いも伝えられないのに我ながら女々しいと思いながらも、とりあえず誰か確認して、否定しておかなければ。 この城を飛び出す行動力の持ち主は、人が嫌がることはしないが、どんな行動にでるかわからない。 「…………その本に挿んであるプロマイドの娘なんてどう?!」 (了)
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クリフトとアリーナの想いはPart7 39 :トルネコさんと1/5 ◆XJ3Ut0uuQQ :2007/03/07(水) 11 56 57 ID JBc0rd1S0 クリフトは、トルネコと2人、星空の下、無言でレイクナバの街を歩いていた。 古い友人と共に教会に行く、と言うトルネコに付き合ったクリフトだったが、その古い友人の息子が、教会のシスターと結婚していることを知り、驚愕した。 神に仕える身でありながらこの人を愛してしまったと、しかし、幸せそうに夫を見つめて微笑むシスターの姿は、いつまでもクリフトの脳裏を離れなかった。 沈黙をやぶって、トルネコがクリフトに話しかけた。 「クリフトさんは…結婚なさらないのですか?」 トルネコも、先ほどの夫婦のことを考えていたらしい。 「私は、神に仕える身で…。」 クリフトは、その種の質問に対し、いつも用いている常套句を口にしかけて、今回に限ってはそれが通用しないことに気づいた。 トルネコは、顔をしかめたクリフトにくすくす笑った。 「そうそう、だめですよ、クリフトさん。今回はいつもの決まり文句では逃げられませんよ。 たった今、神に仕えながら素晴らしい家庭を築いている人にお会いしてきたばかりですからね。」 「…私は、不器用ですから…。信仰と家庭の両立などできません…。」 クリフトはトルネコから顔をそらすと、苦しげに言った。 トルネコは、笑い顔を引っ込めた。 再び2人の間に沈黙が落ちる。 夜のレイクナバには人影もなく、石畳に、2人の足音だけが響いた。 トルネコは、しばらく無言で歩いていたが、やがてポツリと呟いた。 「…家庭を持つと言うことは、いいものですよ。」 さっきの話を蒸し返すつもりか。 クリフトは、逆にトルネコに質問することで攻撃をかわすことにした。 「だったら、トルネコさんは、なぜご家族を置いて旅に出ていらっしゃるのですか。」 実際のところ、以前から不思議だった。 エンドールの大商人であるトルネコが、どうしてこんな危険な旅に出たのか。 街にいれば、愛する妻と子と、何不自由なく豊かな生活が送れるというのに。 「そうですね、もし、私とネネだけだったら、旅に出てなかったかもしれません。 でも、ポポロが生まれたから…だから、私は旅に出たんです。」 クリフトは不思議そうな顔をした。 逆ではないのか。家族が増えれば、逆に家を離れられなくなるのが普通だろう。 トルネコは、満天の星空を仰ぐように上を向いた。 「私はね、ポポロに、平和な世の中を残してやりたいと思ったんですよ。 そのために、勇者さんたちと一緒に旅をすることにしたんです。」 「…でも、それだったら、他の方法だって…。何も、こんな危険な旅をしなくても。」 「おや、私はこのパーティでは、お役に立ってませんか?」 「いえ、そんなことは…。」 確かに、トルネコは戦闘能力こそ低いものの、その宝を探す能力、武器の目利き、行く先々の街での人脈など、今の一行にはなくてはならない人物であった。 「私は、世界を良くするために、自分を一番効率的に使える方法を選んだだけなんですよ。」 効率は大事ですよ、と商人の顔でトルネコは笑った。 「子供のために、親は、世界をより平和に、住みやすいようにしようと自分の持てる力を尽くす。 そうやって世界は少しずつ良い方向に変わっていくと思うんです。」 そう言って、トルネコは、クリフトを正面から見据えた。 トルネコは、もう笑っていなかった。 「クリフトさん。確かに、神様にお仕えすることも、大事なお仕事です。 でも、自分の子供に平和な世界を残してやるという喜びは、親にしか経験できません。 私は、クリフトさんにも、その喜びを経験して欲しいんです。」 クリフトは、トルネコの真剣さに気圧されたように顎を引いた。 「どうして、私に…?」 「クリフトさんだけじゃない、ソロさんもアリーナさんも、マーニャさん、ミネアさん…、お若い皆さんには、全員、幸せになってほしいんです。 傷ついて、戦って、その先には、あなたたち皆に、幸せな生活が待っていると信じたいんです。」 「トルネコさん…。」 「私の夢は、クリフトさん、あなた達が、いつかは愛する人と結婚して幸せな家庭を作る、 そんな平和な世界が来ることなんです。」 「…トルネコさんの夢……いつかは、私も、愛する人と…。」 クリフトは、トルネコの言葉をつぶやくように繰り返していたが、やがて、静かに首を振った。 「トルネコさん、ありがとうございます。」 「…。」 「でも、私は…。 …トルネコさんは、私の気持ちをご存じだから、こんなことを言われるのでしょう?」 トルネコは驚いたようにクリフトを見た。 クリフトが自分の想いを他人にあからさまにすることは今までなかったことだ。 クリフトの表情は、星明りの下、どこか儚げに見えた。 「確かに、私は、姫様をお慕いしております。」 トルネコは、言葉もなくうなずいた。 「でも、だからと言って、私は自分が姫様と結ばれたいとは思っておりません。」 何か言いたそうに口を開けたトルネコを、クリフトはさえぎった。 「いや、それは、私も弱き人間ですから、そうなったらどんなにか…と夢見ることはあります。 しかし、姫様には、誰もが祝福するふさわしい相手と、幸せな結婚をしていただきたいのです。」 そして、それは私ではあり得ないんです、とつぶやいた。 「だから、アリーナさんとの結婚は望まないと…?クリフトさんは、それでいいんですか?」 「胸が全く痛まないと言ったら嘘になりますが…。」 クリフトは、以前、勇者とアリーナのことを誤解したときのことを思い出し、苦笑した。 「でも、これは、私の、偽らざる気持ちです。」 きっぱりといった。 「…そうですか。」 トルネコは、それ以上クリフトを追及することはなかった。 十字路に来た。 クリフトは、トルネコに向き直った。 「トルネコさん、やはり、私はもう少し教会で祈りを捧げてから帰ります。」 そして、分かれ道を、ゆっくりと丘に向かって登っていった。 トルネコは、そのクリフトの後姿を愛情溢れる表情で見つめると、独り言を言った。 「クリフトさん。あなたは、アリーナさんが幸せになるために一番大切なことを忘れてますよ。」 一番大切なのは、アリーナの気持ち。 そして、トルネコは、アリーナ自身、気づいていないかもしれないその気持ちが、 誰に向かっているのか、分かっているような気がした。 「私は、アリーナさんの父上のような予知能力はないですがね。」 ―――ここ一番というときの、私の勘は、外れたことはないんですよ。 トルネコは微笑むと、ゆっくりと宿への道を向かった。